たっぷり白菜と根菜のしょうが豚汁。煮物や唐揚げ、精米したてのおにぎりが付いた定食は1600円=山口謙吾撮影

みそ汁食堂 みそら(大阪)

 昔ながらの長屋をリノベートした「キタの北ナガヤ」。宿泊施設やレンタルスペースからなるこの複合施設のシェアキッチンから月1や週1で営業をスタートし、巣立っていった〝卒業生〟も多い。そのひとりが、浅田小百合さん。「みそ汁食堂 みそら」の主だ。

 「福祉関係の仕事をしていたとき、塾に通いながらコンビニ飯で食事を済ませる子どもをたくさん見てきて。栄養に満ちて、心もカラダも豊かになるもの…みそ汁とおむすびだ!って」。ナガヤでの間借り営業を経た2022年、〝古巣〟の向かいに自店をオープンした。

 2週ごとに変わるみそ汁メニュー、とある週のランチはたっぷり白菜と根菜のしょうが豚汁、焼き大根とちぢみホウレン草のレモンみそ汁など、字面だけで内臓が緩む気がする。大きめのわんに具だくさんが過ぎるメインディッシュ。

 そこへ握りたてのおにぎりと…

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