「いばらき若旦那」のメンバーらと大井川和彦知事(左から4番目)=2024年8月28日午後2時22分、茨城県庁、宮廻潤子撮影

 茨城に泊まって、もっともっと魅力を感じてほしい――。その思いから、茨城県内の旅館・ホテルの後継者や支配人が集い、昭和歌謡ユニット「いばらき若旦那」が誕生した。目指すのは、各地の入浴施設の公演で人気を高めた「純烈」だ。日帰り旅行先にとどまっている茨城に、果たして宿泊客を呼び込むことができるのか。

 「いばらき若旦那」は、JRグループと県などが連携する大型観光企画「アフターデスティネーションキャンペーン(DC)」の応援隊として結成した。アフターDCの期間は10~12月。一昨年のプレDC、昨年の茨城DCに引き続き、県内では多くの体験型企画やイベントが予定されている。

 メンバーは、県ホテル旅館生活衛生同業組合の青年部から選ばれた20~40代の6人。それぞれが県内のホテルや旅館で現役で働く後継者や支配人だ。声優・俳優で「いばらき大使」を務める安達勇人さん(36)がプロデュースした。

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