13日開幕した大阪・関西万博。意匠を凝らした建築で目を引くパビリオンと並んで、目玉の一つとされるのが、会期中ほぼ毎日開かれるナショナルデー(ND)だ。各国が文化や歴史などを発信するもので、王族や国家元首らが訪れる場合もある。
ナショナルデー(ND)は、万博の参加国をたたえ、国際交流を深めることを目的に行うイベントだ。14日のトルクメニスタンに始まり、10月11日のハイチまで、ほぼ毎日予定されている。原則、万博公式サイトで事前予約すれば参加できる。
大屋根リングの南東にNDホール「レイガーデン」(客席数約500)が用意され、参加国の国旗の掲揚などが行われる式典が開かれる。
式典と同じ日に行われる「文化プログラム」は、まさに多種多様だ。
例えば、南太平洋に浮かぶ人口約10万人の島国トンガ(4月18日)は、複雑な手の動きが特徴の伝統舞踊を披露。韓国(5月13日)は江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団「朝鮮通信使」の仮装行列のほか、複数の世界的K―POPアーティストの音楽ライブも予定する。
オランダ(5月21日)はダ…