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部品加工を手がける村田ボーリング技研では、「溶射」と呼ばれる表面加工の技術を見学者に見てもらった=静岡市駿河区、静岡工場博覧会実行委員会提供
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 ふだん外部には見せない町工場の内部を一般に公開し、ものづくりの現場を体感してもらう「ファクハク 静岡工場博覧会」が今秋、開かれる。全国的に広がりを見せる「オープンファクトリー」の一環で、静岡市では今年で3回目。会社を多くの人に知ってもらい、人手不足など直面する経営課題の打開策にもつなげたい考えだ。

 昨年のファクハクでは、静岡市内の製造業など31社が見学者約2千人を受け入れた。業種は金属加工や医療機器の製造、水産加工など多岐にわたる。

 1937年創業の理研軽金属工業(静岡市駿河区)は昨年初めて受け入れた。アルミを使った建築部材が主力で、取引先など関係者以外には工場を見せることはこれまでなかったが、2時間のコースは定員20人で満員になった。

 当日は、東京ドーム1個分の…

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