6回目の観賞会にして「初観測」できたダイヤモンド富士。山頂に太陽が重なり、その周辺が輝いていた=2025年2月14日午後5時22分、千葉県八千代市、鈴木逸弘撮影

 バレンタインデーの記念にしてもらおうと、千葉県八千代市が2016年度から続けている「ダイヤモンド富士」の観賞会が14日、商業施設・ユアエルム八千代台店(同市八千代台東1丁目)の屋上駐車場であった。天候に恵まれずに一度も観賞できていなかったが、ようやく「初観測」となった。

 「見えているんじゃない?!」

 午後5時20分ごろ、富士山の山頂に太陽が重なり、その周囲が輝く「ダイヤモンド富士」がうっすらと肉眼で確認できた。ところどころで驚きの声が上がり、カメラや携帯電話で撮影する姿がみられた。

市長も興奮

 カップルで初めて訪れたという女性は、パートナーの男性と沈みゆく太陽に見入っていた。「最高のバレンタインデーになりました」と笑みを浮かべた。

 バレンタインデーが夫婦の結婚記念日という服部友則市長も現地に駆けつけた。「今日は朝から富士山が見えなかったので、今年も厳しいかも」と会場に到着した当初は不安顔だったが、予想に反してダイヤモンド富士が姿を現すと、声をうわずらせた。

 「最高です! 来年も観賞会を続けます」

共有
Exit mobile version