観光名所の一つの能取岬沖でも、水平線付近に流氷が確認できた=2025年2月15日午後2時45分、北海道網走市、神村正史撮影

 北海道網走市にある網走地方気象台は15日、陸地から目視で流氷が確認できた最初の日となる「流氷初日」を発表した。今冬は流氷の南下が遅れ、1946年の統計開始以来、最も遅い発表となった。

 平年より24日遅く、統計開始以来最も遅かった1993年よりも5日も遅い。

 この日午前10時20分、網走市の沖合の水平線上に流氷を確認。岸から20キロ付近にあるとみられる。

 観光名所の一つの能取(のとろ)岬からも白い流氷の帯が青い海に線状に見え、能取岬灯台とコラボレーションしていた。

 14日に気象庁が発表した海氷情報によると、流氷は北海道のオホーツク海側の所々で接岸。今後1週間、引き続きオホーツク海沿岸に接岸するという。

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