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目標達成率が自動で振り分けられたチームメンバーに影響を与える仕組み=Herazika提供

 勉強しないといけないのに、やる気が起きない。勉強を始めても、集中が続かない。今日こそはと思っていたのに、ついついスマホに手が……。

 スタートアップ企業「Herazika」(横浜市)はそんな問題を解決しようと、「オンライン自習室」を運営している。原点は「がんばれないことに悩んだ」という森山大地代表(37)自身の経験にある。

 オンライン自習室は、大人向けの「Herazika」と子ども向けの「ヤルッキャ」があり、月980円で利用できる。机に向かえる環境があれば、どこからでも参加可能だ。

撮影した動画が他のユーザーと共有され

 使い方はこうだ。まずスマホやパソコンでオンライン自習室のサイトから勉強したい時間(1コマ25分)を設定する。時間になったら勉強を始めるとともに自習室のボタンをクリックすると、勉強する姿が撮影される。

 撮影された動画はぼかされ、他のユーザーとリアルタイムで共有される。録画は保護者などに送ることもできる。

 大人向けは自動でチームに振り分けられ、自分が設定した目標の達成率が他のメンバーに影響を与えるようになっている。チーム全体の目標の達成率が高ければ、ギフト券などの報酬をもらうこともできる。

 やる気に頼らず、プレッシャーや報酬を組み込むことで、ついサボってしまったり、集中力が続かなかったりという悩みを解決しようというものだ。

 開発の原点は、森山代表の悩みだった。

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