フランスで開催中のカンヌ国際映画祭で22日夜、深田晃司監督による映画「恋愛裁判」が上映された。アイドル業界の「恋愛禁止」の文化に切り込んだ作品だ。
カンヌプレミア部門で上映。深田監督は主演の斉藤京子さんとともに立ち会い、会場で歓声を受けた。
5人組のアイドルグループに所属する山岡真衣(斉藤さん)が、中学の同級生で大道芸人の間山敬(倉悠貴さん)と久々に再会。やがて恋人になり、恋愛禁止を定めた契約に反したとして芸能事務所から訴えられる。
深田監督は10年前、異性と交際していたアイドルの女性に、契約違反として賠償を命じた裁判の判決の記事をインターネットで読み、この映画を着想したという。「『恋愛禁止』への違和感も制作のきっかけになりました」と振り返る。
複数のアイドルや元アイドル…