アイリスオーヤマグループの精米工場に搬入される備蓄米=2025年5月29日午前10時25分、宮城県亘理町、大山稜撮影

 アイリスオーヤマ(仙台市)は30日、政府備蓄米を31日に宮城県と千葉県にあるグループ会社のホームセンター2店舗で発売すると発表した。随意契約による備蓄米が店頭に並ぶのは初めてになりそうだ。

 販売するのは、ユニディ松戸ときわ平店(千葉県松戸市)と、ダイシン幸町店(仙台市宮城野区)。同日午前8時に整理券を配布し、午前9時から販売を始める。販売価格は5キロで税抜き2千円(税込み2160円)。当初は6月2日から販売予定としていたが、この2店舗については、2日前倒すことになる。

 ユニディラゾーナ川崎店(川崎市幸区)では、6月2日午前10時から販売する。

 イトーヨーカ堂も今月31日から、イトーヨーカドー大森店(東京都大田区)で備蓄米の販売を始めると発表した。午前9時半から整理券を配布し、午前10時に500袋の販売を始める。販売価格は5キロで税抜き2千円(税込み2160円)。整理券の配布は、状況に応じて前倒しにする可能性もあるという。

 同社は随意契約により、5千トンを調達しており、6月1日からは中京、関西地方を除く、「イトーヨーカドー」と「ヨーク」の全店で順次販売を始める。販売は一家族につき、1点までとする。

 イオンは6月1日から、東京都内の1店舗で先行販売する。販売するのはイオンスタイル品川シーサイド(品川区)で、価格は5キロで税抜き1980円(税込み2138円)で、午前8時から約6千袋を販売する。一家族につき1点の購入制限を設ける。

 同2日からは、イオンスタイル幕張新都心(千葉市)、イオン熱田店(名古屋市)、イオン大阪ドームシティ店(大阪市)に拡大する。

 イオンは備蓄米を約2万トン仕入れる契約を交わしており、順次全国での販売をめざすという。

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