飲食宅配代行サービス「ウーバーイーツ」の配達員が、仕事に必要なアカウントを停止されたことに対してウーバー側に損害賠償を求めた訴訟は、ウーバー側が解決金を支払い和解した。朝日新聞の取材に対する、ウーバー側の広報担当者のコメントは以下の通り。

Q)解決金の支払いに応じて和解したのは事実ですか。また、金額はいくらですか。

A)和解が成立したことは事実です。その他の詳細についてはお答えすることができません。ご理解賜りますと幸いです。

Q)原告側によると、配達員のうち1人はアカウントが復旧し、1人は現時点についても復旧していないとのことです。復旧した理由と復旧していない理由を教えてください。

A)ウーバーイーツでは、お問い合わせいただいた配達パートナーには、調査をし個別に対応しています。個別の調査内容に関しては原則としてコメントしておりません。

Q)原告側代理人は、解決金の支払いという形でウーバー側に過ちがあったと認めさせることができた、と説明しています。御社が解決金を支払った理由は過ちを認めたからですか。具体的な理由を教えてください。

A)個別の訴訟内容に関しては原則としてコメントしておりません。ご理解賜りますと幸いです。

東京都内で配達するウーバーイーツの配達員

Q)アカウント停止については、基準が不明確といった批判がありますが、どのようにお考えでしょうか。また、停止の基準や理由の開示について改善されるお考えはありますか。

A)ウーバーイーツでは、利用規約および「コミュニティガイドライン」に違反する行為が確認された場合、アカウントの停止を含む措置を講じております。これらの対応は、すべて当社の定める規定に基づき、客観的な基準に従い適切に実施しております。アカウント停止に関する基準については、透明性を重視し、配達パートナーの皆さまにご理解いただけるよう努めています。具体的には、アカウント停止の可能性がある事例や、停止を回避するための対応策について、弊社ウェブサイトおよび配達パートナー向けガイドブックにて、詳細な情報を提供しています。

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