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アサヒグループホールディングスの本社(手前)=2023年9月、東京・浅草、上地兼太郎撮影

 アサヒグループホールディングスは26日、傘下の老舗料亭「なだ万」の全株式を、すし店などを展開するONODERA(オノデラ) GROUP(グループ)(東京)に売却すると発表した。売却額は非公表。アサヒグループは外食事業から撤退する。

 なだ万は1830年の創業。レストランを国内で25店舗、海外で4店舗運営するほか、総菜や弁当などを扱う店も経営している。

 アサヒグループは2014年になだ万を買収していた。今回売却する目的については「酒類、飲料、食品事業に注力する方針」としている。株式の売却は9月1日に完了する予定だ。

 ONODERAは、すし店を中心に「銀座おのでら」ブランドの和食店を日本、米国、中国で計19店舗展開している。(明楽麻子)

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