「この裁判を、選手を守ることにつなげてもらえれば」
女子プロレス団体「ワールド女子プロレス・ディアナ」の不破大志・経営企画部長は、2月27日の記者会見でそう語った。ディアナと所属選手が、尻や股間を強調する画像をSNSに繰り返し投稿されたとして、投稿者に賠償を求めた訴訟。東京地裁で和解が成立したことを団体側が明らかにした。
執拗(しつよう)な投稿に、選手たちの嫌悪感は非常に強かったという。「学校に通う若い選手もいる。羞恥(しゅうち)心は計り知れない」と不破部長。「そうした行為は、体をかけて競技に臨む選手のパフォーマンスにも関わる。邪念なく、競技に集中させてあげたい。万が一、それが理由でけがをして競技を断念するということは、絶対にあってはならない」
投稿者が謝罪し、団体と選手…