ギリシャの首都アテネ近郊で、11日から大規模な山火事が続いている。13日には1人の死亡が確認され、ギリシャ政府は欧州連合(EU)の加盟国に消火活動の支援を要請している。
地元の消防によると、11日午後にアテネの北約35キロの村で、山火事が発生した。消防士約700人と消防車約200台が出動。強風にあおられて、場所によっては炎が25メートルの高さにまで達したという。
ロイター通信によると、翌12日にはアテネの中心部から約14キロの地点まで火が迫り、一時、数千人が避難。13日には、避難対象の地域にある全焼した工場から女性の遺体が発見された。この山火事で少なくとも計66人がけがをしたという。
人工衛星で見えた消失面積
ギリシャ国立気象局が人工衛…