6月に新テーマポートがオープンする東京ディズニーシー(千葉県浦安市)で9日、一足先にディズニー映画の世界観を楽しめる水上ショーが始まった。東京ディズニーランド(同市)でも同日、全面的な建て替え工事を前に、人気アトラクション「スペース・マウンテン」での最後の思い出を楽しむ特別イベントが始まった。
6月6日にオープンする東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」は、人気ディズニー映画「アナと雪の女王」、「塔の上のラプンツェル」、「ピーター・パン」が題材の3エリアとホテルで構成。今回新たに始まった水上ショー「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」では、映画のキャラクターたちが名シーンの音楽にあわせて、船上でパフォーマンスをする。
今月8日の先行公開で、ショーを見た市川市の徳大寺瑠璃子さん(24)は「『アナ雪』がすごい大好きで、姉妹愛が伝わってきて、言葉にできないくらい良かった。いよいよオープンだとワクワクした」。
東京ディズニーランドでは、宇宙旅行をテーマにした屋内型のジェットコースター「スペース・マウンテン」が、全面的な建て替え工事のため、7月末に営業を終了。今回始まった特別イベント「セレブレーティング・スペース・マウンテン:ザ・ファイナルイグニッション!」では、写真撮影スポットを設けるほか、特別グッズも販売する。
今月8日に乗車した四街道市の石黒佑佳さん(25)は「真っ暗なところを駆け抜ける爽快感が他になく、やっぱり楽しい。昔からよく乗っていたので寂しいけど、新しくなるのは楽しみ。なくなるまでにもう一度乗りたい」と話した。
この日は、ドナルドダックが主役のパレードや園内随所に装飾が楽しめる特別イベント「ドナルドのクワッキー・ダックシティ」も始まった。
水上ショーとともに開催は6月30日まで。スペース・マウンテンの特別イベントは7月31日まで。(熊谷姿慧)