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 テレビアニメ「じいさんばあさん若返る」が6月に終わり、コミックの最終8巻も発売された。舞台となった青森県津軽地方では、ファンが作品の舞台を訪れる「聖地巡礼」効果で、観光客の増加に期待が高まっている。地元出身の作者、新挑限(あらいどかぎり)さんがこのほど朝日新聞のインタビューに応じ、作品への思いや地元愛について明かした。

 「じいさんばあさん若返る」は、金色のリンゴを食べた高齢夫婦が突然若返り、様々な騒動を巻き起こすコメディー。誰にでも訪れる死や生、若返りに伴う性の葛藤、若者の流出、地域の衰退なども描かれている。

 青森県平川市出身で、弘前大学(弘前市)在学中に商業誌デビューした新挑限さんが、SNSに投稿した漫画が原作。KADOKAWAによると、4月現在7巻までで約140万部売り上げる人気作だ。青森県内やBSなどで4~6月にアニメが11話分、放送された。

 新挑限さんは「故郷に恩返しができ、素直にうれしい。勢い半分で始めた作品なので、当初こうなるとは思っていなかった」という。

新挑限さんが作品で最も印象に残った場面や影響を受けた漫画家などを語ります。

 死や老い、性など軽くないエ…

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