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第3砲台跡=2025年3月13日、和歌山市加太、松永和彦撮影
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紀伊国ちゃんねる

 大阪湾の入り口、紀淡海峡に浮かぶ無人島群「友ケ島」を訪れるため、3月中旬、記者(46)は和歌山市加太の「友ケ島汽船」の乗船場へ向かった。

 午前9時出航の乗船券(往復2200円)を購入した。1人なので乗船前に名前と連絡先を記入した。理由は「何かあった時に連絡が取れないと困る」からだという。

 船に揺られること約20分。友ケ島を構成する島の一つ「沖ノ島」北側の野奈浦桟橋に到着した。桟橋は23年8月の台風の影響で一部が崩落し、現在は真新しい。

 沖ノ島には明治時代につくられた砲台跡が5カ所点在し、観光地として人々が訪れる。

 レンガ造りの砲台跡がアニメ映画「天空の城ラピュタ」の世界観と似ていることや、アニメ「サマータイムレンダ」の舞台のモデルとして描かれたことで、多くのファンが「聖地巡礼」に訪れることでも知られる。

3・3キロ巡って目にしたもの

 和歌山市観光課によると、2017年度には年間8万6329人が訪れた。1989(平成元)年度以降で最多だった。コロナ禍で一時、減少したが近年は4万人台で推移しているという。

記事後半では、記者がマップを手に実際に歩いて、見て、感じた島の様子を紹介しています。レンガ造りの砲台跡などを撮影した動画もあります。

 桟橋近くの「友ケ島案内セン…

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