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【動画】アフガニスタン東部 深夜のM6.0の地震で多数死亡=ロイター

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アフガニスタン東部ジャララバードの空港で2025年9月1日、地震の被災者らを救急車に運び込むタリバンの兵士や市民=ロイター

 アフガニスタン東部で8月31日深夜(日本時間9月1日未明)に地震があり、国営テレビによると、同国を支配するイスラム主義勢力タリバンの暫定政権の報道官は死者が812人に上り、負傷者が2800人を超えたと明らかにした。

 米地質調査所(USGS)によると、地震の強さはマグニチュード(M)6.0。震源地は東部の中心都市ジャララバードの東北東27キロで、震源の深さは8キロ。周辺ではその後も最大M5.2の地震が続いている。

 同報道官によると、死者が最も多いのは東部クナール州の800人。地元メディア「トロニュース」によると、同州では複数の村が土砂で埋まり、数百人が生き埋めになった可能性があるという。

 ジャララバードがあるナンガルハル州でも12人の死亡が確認されたという。

 SNSに投稿された映像では、日干しれんがや石積みでつくられた多数の民家が崩れ、住民らが手作業でがれきを取り除いている様子がうかがえる。

 アフガニスタンでは2023年10月、西部ヘラート近郊で起きたM6.3の地震で千人以上が死亡するなど、たびたび地震被害が起きている。

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