タクシー業界での運転手不足を補うため、山形市のタクシー会社6社が地域独自のタクシー配車アプリ「きてけろTaxi」の運用を始めた。地域密着型の配車アプリは東北で初めてという。利用者の利便性を高め、効率的な配車をすることで収益アップにつなげたいとしている。
「きてけろTaxi」は8月20日から始動した。山形市と、隣接する天童市、上山市で使える。スマートフォンで自分の位置情報で乗車地と降車地を入力すると、参加6社が所有する約240台のタクシーの中から、早く到着できる車両の一覧が、到着目安の時間とともに表示される。利用者は到着時間に合わせ、好きな車両を選べる。
アプリを使った共同配車システムには、一般社団法人「山形県ハイヤー協会」を核に、山交ハイヤー▽八千代交通▽観光タクシー▽相互タクシー▽山寺観光タクシー▽平成タクシーと、山形市内のタクシー会社9社のうち6社が参加している。
背景には、深刻化する人手不足と運転手の高齢化がある。同協会によると、県内のタクシー会社に所属する運転手の人数は約1300人で、2020年のコロナ禍前より約300人減っている。平均年齢は63歳。週末の夕方などは著しい供給不足が発生しているという。
事態を打開するため、ITの…