Smiley face

 何とも意外な組み合わせだ。

 アホウドリとヨット。風を利用した両者の移動方法に類似性があるという。発見したのは名古屋大の後藤佑介准教授(37、動物行動学)。ポイントはジグザグな動きだった。

 5月21日、米科学アカデミー紀要で論文が発表された。

クローゼ諸島に生息するアホウドリ。背中にGPSをつけ、観察した=後藤佑介准教授提供

 後藤准教授は東京大大学院で、野生動物にGPSをつけて行動を観察するバイオロギングと呼ばれる手法を用いて、鳥の生態研究を始めた。

 2017年、フランスの共同研究者から「アホウドリは時折、ジグザグに飛行する。それがなぜか、よくわからない」と聞いた。

 アホウドリは巣を中心に数日…

共有
© 2024 Japan Today. 無断転載を禁じます。