ネット通販大手「アマゾン」の配送を担う運送会社に対し、残業代を求めて提訴した原告と弁護団ら=2024年5月24日、東京・霞が関、北川慧一撮影

 ネット通販大手アマゾンの配達員ら16人が24日、アマゾンの配送を請け負う下請け会社など5社に、計1億1682万円の残業代の支払いを求める裁判を横浜地裁に起こした。原告や代理人弁護士らが会見して明らかにした。

 配達員の運転手らは、下請け会社と業務委託契約を結んで働く。形式的にはフリーランス(個人事業主)で残業代を請求できないが、アマゾンが提供するアプリで配達する荷物の量やルートを指揮されていることなどを理由に、「労働基準法で守られる労働者にあたり、残業代を請求できる」と訴えている。

配達中のけが、労災認定も

 弁護士によると、配達員は1…

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