【動画】北米で観測された皆既日食=馬渕俊之撮影
米国各地で8日、地球からみて太陽が月の陰に完全に隠れる皆既日食があった。米国本土での観測は2017年以来。多くの人が空を仰ぎ見て、米航空宇宙局(NASA)は各地からのライブ中継を放映した。
今回は、皆既日食が観測できる経路が、メキシコ西部から米中央部、カナダ南東部まで、北東方向に縦断する形で、広範囲に及んだ。
NASAによると、この経路から約320キロ以内に住む人を含めると、約1億5千万人になる。全米の99%の人は、部分的な日食を見られる地域に住んでいるという。
全米各地で観測イベントがあった。
米中部インディアナ州の自動車レース場、インディアナポリス・モーター・スピードウェイでは5万人以上がレースコースや観客席に集まり、太陽を見上げた。
■気温低下も…