スイス・ダボスで2025年1月23日、世界経済フォーラムに出席するアルゼンチンのミレイ大統領=ロイター

 南米アルゼンチンが、気候変動対策の国際ルール「パリ協定」からの離脱を検討していると、地元メディアなどが報じた。ミレイ大統領は元々温暖化に懐疑的な立場だが、トランプ米大統領を崇拝していることで知られ、トランプ氏がパリ協定からの離脱を決めたことに続く姿勢と受け止められている。

  • かつて先進国だった国の新大統領 過激が売り「変人」が向き合う壁は

 地元紙「ラナシオン」によると、政府高官は「我々はパリ協定の概念に賛成しておらず、離脱が可能かどうかを評価している」と述べた。一方で、アルゼンチンが融資を受ける国際通貨基金(IMF)が、融資基準として環境対策への取り組みを求めているとして、離脱が難しいとする見方もある。

 昨年11月にアゼルバイジャ…

共有
Exit mobile version