イスラエルとレバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織ヒズボラとの対立をめぐり、米紙ニューヨーク・タイムズは12日、イスラエルの特殊部隊が8日にシリアにあるヒズボラの精密誘導ミサイル製造施設を攻撃した、と報じた。米国や他の西側の当局者が明らかにしたという。
報道によると、イスラエルの特殊部隊はヘリから地上に降り、ミサイルの製造施設に突入。施設を破壊し、資材を押収した。西側の当局者は、イスラエルは施設を攻撃したが、空爆だけでは破壊できなかったため地上作戦を決行したと説明したという。
シリア国内への攻撃をめぐってシリア国営通信は9日、イスラエルの特殊部隊による作戦が展開されたとされるイスラエルによる8日の攻撃で18人が死亡、36人が負傷したと報じていた。電気や水道などのインフラにも被害が出たという。
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