レバノンの首都ベイルートで2024年9月27日、イスラエル軍による攻撃が伝えられ、煙が上がった=ロイター

 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は28日、複数のイスラエル国防筋の情報として、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害した首都ベイルート南郊の市街地への27日の攻撃で、イスラエル軍は数分間に80発以上の爆弾を投下したと報じた。

 NYTが、イスラエル軍が公開した戦闘機の映像を分析したところ、地下の標的を対象とする2千ポンド(約900キロ)の地中貫通爆弾「バンカーバスター」が少なくとも15発搭載されていたという。AFP通信は、レバノンのミカティ暫定首相の発言として、イスラエル軍のレバノンへの攻撃の強化によって、レバノンの人口約500万のうち最大約100万人が避難した可能性があると報じた。

 ナスララ師が最高指導者を務…

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