2025年8月7日、イスラエル側からパレスチナ自治区ガザを望む境界付近で。ガザ側では空爆のあとに煙があがった=ロイター

 イスラエルのネタニヤフ首相が、パレスチナ自治区ガザでの大規模な作戦拡大とガザ全域に支配を広げる意向を示したことを受け、国際社会からの非難が高まっている。欧州や中東諸国などは8日、相次いで非難の声明を発表した。一方、ネタニヤフ氏は「目標はガザを(イスラム組織)ハマスから解放することだ」と述べ、反発している。

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 イギリス、ドイツ、イタリア、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国の外相は8日、共同声明で「ガザでさらなる大規模軍事作戦を開始する決定を強く非難する」と強調。関係者や国際社会に「この恐ろしい紛争を終結させるためのあらゆる努力を尽くすように求める」とした。

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