イスラエルのネタニヤフ首相は16日夜、イスラム組織ハマスとの戦闘を巡り発足させた戦時内閣を解散させた。イスラエルメディア「タイムズ・オブ・イスラエル」やウェブメディア「Yネット」などが17日、報じた。
ネタニヤフ氏は2023年10月11日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するハマスとの戦闘を巡り、戦時内閣を発足させた。ネタニヤフ氏やガンツ前国防相、ガラント国防相ら、6人の閣僚らで構成されていた。
だが、ガザの戦後統治のあり方を示していないと政権を批判してきたガンツ氏が9日、「ネタニヤフ氏が真の勝利への前進を阻んでいる」として戦時内閣から離脱した。イスラエル軍のトップだったアイゼンコット元軍参謀総長も、ガンツ氏とともに戦時内閣を離れた。
報道によると、戦時内閣は解散するものの、限定的に協議は継続するという。