イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトにある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の学校を空爆したことをめぐり、国際社会から非難が相次いでいる。ガザでの昨年10月の戦闘開始から7日で8カ月が経過。民間人の犠牲に歯止めがかからず、停戦への道筋も見えていない。
ガザ保健省によると、空爆で子ども14人、女性9人を含む40人が死亡した。UNRWAのラザリーニ事務局長は6日、X(旧ツイッター)に「(イスラエルは)事前の警告無しで攻撃した」と投稿。学校には攻撃時に6千人の避難民が身を寄せていたとし、「国連の建物を攻撃したり、軍事目的で利用したりすることは、国際人道法をあからさまに無視している」と非難した。
イスラエル軍のハガリ報道官は「女性や子どもがいないことを確認してから精密攻撃を行った」と主張。「学校にイスラム組織ハマスの拠点が置かれていた」とも主張するが、ラザリーニ氏は「確認できない」とした。
米CNNは攻撃について、現…