イスラエル国会は28日、パレスチナ自治区などで医療や食料支援を担っている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の国内での活動を禁止する法案を賛成多数で可決した。イスラエル軍の攻撃が続くガザでの支援に大きな影響が出ると懸念されている。
地元紙ハアレツによると、法案はイスラエル国内でUNRWAの活動を禁止する内容。イスラエルが占領するパレスチナ自治区や東エルサレムでの支援活動には、イスラエル側との調整が不可欠なことから、こうした地域での活動が制限されると見られている。
法案の可決に先立ち、日本やカナダなど7カ国の外相は27日、「深刻な懸念」を表明する共同声明を出していた。
UNRWAをめぐっては、昨…