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2024年4月8日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所(ICJ)で審理が始まり、ニカラグアがドイツにイスラエルへの兵器の提供を停止するよう求めた=ロイター
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 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃に加担することは、ジェノサイド(集団殺害)条約や国際人道法などに違反するとして、中米ニカラグアがドイツを国際司法裁判所(ICJ、オランダ・ハーグ)に提訴した裁判の審理が8、9日に開かれた。ニカラグアは軍事支援の停止など暫定措置命令を出すようICJに求めた。

 ニカラグアは3月1日にドイツをICJに提訴していた。4月8日の審理では、「(パレスチナ人に向けて)人道物資を提供する一方で、彼らを殺害するための武器を供給している」とドイツを批判した。ドイツ側は、イスラム組織ハマスがイスラエルを急襲した昨年10月以降、自国がイスラエルに提供した大部分は殺傷兵器ではないと主張している。

提訴したニカラグアに批判も、その理由は

 ストックホルム国際平和研究…

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