パレスチナ自治区ガザから報道を続けてきた、朝日新聞のムハンマド・マンスール通信員

 パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスで24日に朝日新聞の通信員だったムハンマド・マンスールさん(29)が死亡したことをめぐり、イスラエル軍は26日までの朝日新聞の取材に対し、ハンユニスを24日に空爆したことを認めたが、マンスールさんについては言及しなかった。

 マンスールさんが所属するNPO法人「地球のステージ」の代表理事で、精神科医の桑山紀彦さんが現地スタッフから聞き取った話では、マンスールさんは24日、ハンユニスの自宅でイスラエル軍のミサイル攻撃を受けて死亡した。

  • 【写真】ガザに生き、伝え続けた朝日新聞通信員マンスールさんの足跡

 こうした情報に関して、イスラエル軍に攻撃の目標などを確認したところ、「空軍が24日にハンユニスと(最南部)ラファで、(イスラム組織)ハマスと(別の武装組織)イスラム聖戦の数人のテロリストを狙った空爆を実施した」と25日に回答した。市民を負傷させるリスクを下げるため、空爆前には航空偵察や精密攻撃のための弾薬の使用といった措置をとったとした。

 ガザの戦闘開始以来、死亡し…

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