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イランの首都テヘランで2025年6月13日、イスラエル軍の攻撃を受けて損壊した建物=AP

 イスラエルが13日にイラン各地の核関連施設や軍事拠点を標的に実施した大規模攻撃の詳細を、欧米や地元メディアが伝えている。軍と対外諜報(ちょうほう)機関モサドが連携した作戦であり、数年にわたる準備の末に実行されたとの指摘もある。イスラエルにとって「悲願」とされてきた核関連施設を含む直接攻撃は、どのように起きたのか。

 「イスラエルの生存を脅かす明白な危機を除去する」――。ネタニヤフ首相は13日午前5時半ごろ、演説動画を公開し、攻撃の意義をこう強調した。

 米CNNなどによると、イスラエル軍の戦闘機約200機が出撃し、首都テヘラン、中部ナタンズのウラン濃縮施設を含む100以上の地点を空爆した。これらの攻撃は夕方まで断続的に続き、被害はイラン全土に及んでいる。

 ナタンズでは地上部分が損傷…

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