イスラエル軍高官は8日、イスラエルの攻撃を受けたイランによる報復で、イスラエルの複数の軍事施設が攻撃されたと認めた。軍当局が、今回の攻撃で基地被害を認めたのは初めてだという。ロイター通信が伝えた。
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高官は、攻撃された部分はわずかで、軍事施設の機能は維持されていると述べた。英紙テレグラフは5日に、イランが報復攻撃で発射したミサイルがイスラエルの軍事施設5カ所を直撃したと独自分析で伝えていた。
イスラエルメディアによると、イランとの12日間の交戦で、イスラエル側は28人が死亡。住宅街や病院などが攻撃されたとしている。イラン当局によると、イランでは935人が死亡した。核施設のほか、首都テヘランでは約330棟のビルが攻撃された。
一方、イエメン沖の紅海では7日、リベリア船籍でギリシャが運航する貨物船「エターナティC」が無人機と高速艇による攻撃を受け、船員4人が死亡したと、ロイター通信が海上保安関係筋の話として伝えた。
AP通信によると、国際社会…