イスラエルのネタニヤフ首相は5日、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスに反発する武装集団に武器を提供していることを認めた。イスラエルメディア「タイムズ・オブ・イスラエル」は、ハマスを弱体化させる取り組みの一環として、ネタニヤフ氏が同集団を利用したと伝えた。
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英BBCによると、同集団はガザで支援物資を運ぶトラックの護衛をしていると主張するが、物資を略奪しているとの批判もあるという。イスラエルの野党は、この武装集団と過激派組織「イスラム国」(IS)との関連を指摘し、武器提供を批判している。これに対し、ネタニヤフ氏は5日、SNSに投稿した動画で、反ハマスの武装集団の利用について「何が問題なのか。良いことでしかない。イスラエル軍兵士の命を救うことになる」と述べた。
イスラエルによるガザへの攻撃は続いており、AFP通信によると、地元当局は5日に少なくとも37人が死亡したと伝えた。ハマス幹部は5日、イスラエルとの停戦交渉について新たな協議に入る用意があると表明したという。
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