イスラム組織ハマスの最高指導者、ハニヤ政治局長=ロイター

 イスラム組織ハマスの最高幹部ハニヤ政治局長がテヘランで殺害され、7日で1週間が経つ。各国が、イスラエルに報復を宣言するイランに自制を促すなど、緊張緩和に向けた外交努力を続ける一方、イランは強硬姿勢を崩しておらず、緊迫した状況が続いている。

 米ホワイトハウスによると、バイデン米大統領は5日、ヨルダンのアブドラ国王と電話で協議。中東の緊張緩和に向けた取り組みについて話し合った。ブリンケン米国務長官も5日、カタールの首相やエジプトの外相と電話で協議。ブリンケン氏は「緊張緩和の措置をとることが重要だ」と訴え、イラン側に自制を促すよう求めたという。

 米国務省のミラー報道官は5日の記者会見で、ブリンケン氏が協議で「中東地域は重大な局面を迎えている」とし、暴力の応酬が激化していくことは「どの国、地域の利益にもならない」と伝えた、と述べた。

報復の時期は・・・

 バイデン氏は5日、安全保障…

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