イランメディアは21日、同国保健省の発表として、イスラエルとの交戦が始まった13日以降、イラン側で430人が死亡し、3500人以上が負傷したと報じた。イスラエル軍による空爆は続いており、さらに犠牲が拡大するのは必至だ。
イラン保健省の報道官はSNSで、死者のうち54人が女性や子どもで、5人は医療従事者だったとした。「犠牲者と負傷者の大半は民間人だ」と主張している。
AFP通信によると、イスラエル軍関係者はイラン中部イスファハンの核関連施設を攻撃したと説明した。ウラン濃縮のための遠心分離機の生産能力に「深刻な打撃を与えた」とした。
また軍は、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊」の国外作戦を担う「コッズ部隊」で、中東の親イラン組織との連携役を担っていた幹部らを殺害したと発表した。パレスチナ自治区ガザのハマスや、レバノンのヒズボラなどと連携し、武器の供給や支援をしていたという。