イランと国際原子力機関(IAEA)は9日、停止していたIAEAによる核関連施設の査察を再開する「実務的な方法」に合意したと発表した。
6月にイスラエルや米国に爆撃された主要施設の被害状況や、核爆弾を作るのに必要な濃度に近い高濃縮ウラン約400キロの所在などがどこまで確認できるようになるかが焦点となる。ただ、「実務的な方法」の詳細は明らかにされていない。
イランの国営通信などによると、イランのアラグチ外相とIAEAのグロッシ事務局長がエジプト・カイロで会談し、査察の再開方法などを定めた文書に調印した。会談後、グロッシ氏はX(旧ツイッター)に「これは正しい方向への重要な一歩だ」と投稿した。
■イラン側「敵対行動とられた…