2025年9月9日、エジプト・カイロで協力再開への合意に署名するイランのアラグチ外相(右端)と国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長(左端)。エジプト外務省提供=AP

 イランと国際原子力機関(IAEA)は9日、停止していたIAEAによる核関連施設の査察を再開する「実務的な方法」に合意したと発表した。

 6月にイスラエルや米国に爆撃された主要施設の被害状況や、核爆弾を作るのに必要な濃度に近い高濃縮ウラン約400キロの所在などがどこまで確認できるようになるかが焦点となる。ただ、「実務的な方法」の詳細は明らかにされていない。

 イランの国営通信などによると、イランのアラグチ外相とIAEAのグロッシ事務局長がエジプト・カイロで会談し、査察の再開方法などを定めた文書に調印した。会談後、グロッシ氏はX(旧ツイッター)に「これは正しい方向への重要な一歩だ」と投稿した。

■イラン側「敵対行動とられた…

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