米ネットメディア「アクシオス」は、ブリンケン米国務長官が4日、主要7カ国(G7)の外相に対し、イランやレバノンのシーア派組織ヒズボラが「早ければ次の24~48時間以内」にイスラエルへの攻撃を始める可能性があると伝えた、と報じた。中東の緊張が一層高まり、関係国などが対応に追われている。
- ハニヤ氏殺害、イラン内部に協力者?情報力誇示か モサド専門家語る
イスラム組織ハマスの最高幹部ハニヤ政治局長が7月末、滞在先のイランの首都テヘランで殺害された。イランは直後にイスラエルが実行したと断じ、報復攻撃を宣言した。
アクシオスによると、ブリンケン氏はG7外相に、報復攻撃の具体的な手段や時期は不明だと説明。イランやヒズボラ、イスラエルに最大限の抑制を図るよう、外交的圧力を加えることを求めたという。協議後、G7外相は「報復的な暴力」を回避し、「緊張緩和を求める」との声明を出した。
「報復が戦争の引き金になっても」
ヨルダンのサファディ外相は…