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イスラエル南部アシュケロンで2024年4月14日、イランがイスラエルに対してドローン(無人機)とミサイルを発射した後、ミサイル迎撃システムが作動した=ロイター
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 イランがドローン(無人機)とミサイルを発射した。シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館への空爆をめぐって、イランがイスラエルへの報復を宣言するなか、イスラエルは厳戒態勢を敷いてきた。

 イランからのドローンなどによる攻撃を受け、イスラエル各地で警戒警報が鳴った。地元メディアの「タイムズ・オブ・イスラエル」によると、エルサレムのほかパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の北部、イスラエル南部でも警報が鳴ったという。イスラエルの救急当局は現地時間14日午前2時すぎ、イスラエル南部で10歳の少年が負傷したと発表した。

 イスラエルはイランによる攻撃に備えて厳戒態勢を敷いてきた。イスラエル軍は4日、すべての戦闘部隊の休暇を一時的に停止すると発表した。「軍は戦争状態にあり、部隊の展開は必要に応じて継続的に検討されている」としていた。

 イスラエル外務省によると、ネタニヤフ首相は同日夜の安全保障に関する閣議で、「イランは長年にわたって直接あるいは代理勢力を通して我々に対して行動してきた。我々を傷つけようとする者は誰であろうと、我々が傷つける」とイランを牽制(けんせい)した。

 イスラエルメディアによると…

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