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イランの首都テヘランで2024年4月19日、ミサイルを描いたバナーの前を通り過ぎる女性=AP
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 イスラム組織ハマスのハニヤ政治局長を自国の首都で殺害され、イスラエルのしわざだとして報復を宣言したイランがどう対応するかが焦点になっている。仮に報復攻撃を実行した場合、「中東最大のミサイル兵器庫を持つ」と言われるイランはどんな武器を用いる可能性があるのか。友好関係にある国外の武装組織はどう動くのか。

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 「ハニヤ氏暗殺でイスラエルを罰するため、イランはどんな兵器を使うのか」。イラン国営プレスTVは5日、こう題した記事を電子版に掲載。「イランはミサイルの巨大兵器庫だ。中東最大であり、世界でも4本の指に入る」と誇った。弾道ミサイルの射程は1千~2500キロで、国内のどこから発射してもイスラエルに届くという。

 さらに、自国で開発したとする極超音速ミサイルについて「既存の防空システムでは手が出せない」と主張。4月のイスラエル領内への攻撃でも使用されたとし、「迎撃しづらいことは証明されている」としている。

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 攻撃目標については、イスラ…

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