2025年6月28日、イランの首都テヘランで催された軍幹部や核科学者の葬儀に参列する人々。ウェスト・アジア・ニューズ・エージェンシー提供=ロイター

 イランの首都テヘランで28日、イスラエルの12日間にわたる攻撃で殺害された核科学者や軍幹部ら約60人を追悼する葬儀が催された。

 イランの国営メディアによると、会場となった広場付近には大勢の市民が詰めかけ、「イスラエルに死を。米国に死を」と叫んだ。葬儀にはペゼシュキアン大統領ら政府高官や、革命防衛隊の国外作戦を担う「コッズ部隊」の司令官らが出席した。

 イラン外務省は28日、「この葬儀は単なる別れの儀式ではなく、(イスラエルの)テロに対する国民の団結を示すものだ」との声明を出した。

 イスラエルは13日に空爆で先制攻撃をしかけ、イランも弾道ミサイルなどで反撃。12日間にわたる交戦で、イランは核施設や軍事施設への攻撃を受けたほか、軍事部門のトップや核開発に関わってきた科学者などを殺害された。イラン国営通信は民間人を含む600人以上が殺されたと報じている。

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