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記者会見する徳島大病院の池本哲也教授(右)ら=2025年7月15日午前9時1分、徳島市新蔵町2丁目、吉田博行撮影

 1型糖尿病の患者に不可欠だったインスリン注射を使わない治療法の治験に徳島大学が乗り出す。徳島大病院(徳島市)が15日、実用化に向けてクラウドファンディング(CF)で2千万円を目標に集めると発表した。患者本人の細胞を使う独自の再生医療技術の確立をめざす。

 1型糖尿病は、血糖値を一定に保つインスリンを出す膵臓(すいぞう)の細胞が、過剰な免疫反応で壊されてしまう病気。インスリン注射を毎日、生涯続ける必要がある。国内に10万~14万人ほどの患者がいるとみられる。

 徳島大病院消化器・移植外科…

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