【動画】インド機が離陸後に墜落=ロイター
インド西部アーメダバードで12日に起きたエア・インディア機の墜落事故は、乗客・乗員242人のうち1人の生存が確認されたものの、大半が犠牲になったとみられている。同機は離陸直後に空港近くの公立医科大学を直撃し、地上での被害も拡大。ロイター通信は警察の話として、計290人以上が死亡したと報じた。
- インド機墜落、生存者1人確認「残骸がそこら中に…。兄を見つけて」
地元メディアNDTVは、滑走路脇から撮影された同機の離陸をとらえた映像を放送した。機首を上げて離陸してから10秒余りで、同じ姿勢のまま下降を始め、32秒後に墜落。巨大な火の玉が立ち上った。
旅客機が離陸したのは午後1時39分で、離陸の約15秒後に航空管制に救難信号を出した。管制官からの呼びかけに返答がないまま、交信が途切れたという。NDTVは、同機が80~90トンの航空燃料を満載していたとの専門家の見方を伝えた。
墜落現場の医科大学は、空港の滑走路の先端から2キロほどの位置にある。病棟や校舎などが立ち並ぶ広い敷地内で、教職員らの居住棟付近を直撃したという。
現地からの映像では、機体の一部が建物に突き刺さったような状態で残り、食堂の壁には大穴が開いた。食事を盛った状態の皿などが散乱し、食事時だったことをうかがわせる。5~6階建ての複数の棟が炎上し、消防隊による放水が続いた。墜落現場には多数の人がいたとみられている。
エア・インディアとは タタ・グループの元で経営再建中
インド西部アーメダバード近…