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厚生労働省が入る合同庁舎=東京都千代田区

 厚生労働省は8日、季節性インフルエンザが全国で流行期に入ったと発表した。1年半続いた前回の流行が5月に収束して以来の流行期入りとなる。

 厚労省によると、全国約5千カ所の定点医療機関から報告された直近1週間(10月28日~11月3日)の感染者数は5127人。定点あたりでは1・04人で、流行入りの目安となる1人を超えた。都道府県別では沖縄が10・64人で突出しており、静岡2・09人、千葉2・00人と続いた。

 季節性インフルエンザは、新型コロナウイルスの流行の影響を受け、2020~21年、21~22年のシーズンは流行の基準に達しなかった。22年12月に3年ぶりに流行期入りすると、その後は感染が収束せず、今年5月まで流行が続いた。(足立菜摘)

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