米ホワイトハウスのレビット報道官は22日の記者会見で、ウィトコフ特使が今週、ロシアを訪れてプーチン大統領と会談する予定だと明らかにした。ウィトコフ氏はロシアによるウクライナ侵攻の停戦をめぐる米ロ協議の窓口になっている。両者の会談はこれで4回目となる見通しだ。
レビット氏は「先ほどトランプ大統領、ウィトコフ氏と大統領執務室で会った。彼らは『交渉は続いている』とみんなに伝えて欲しいと言っていた。ウィトコフ氏は今週中にロシアに行ってプーチン大統領との協議を続ける」と説明。「正しい方向に進んでいると願っている」と述べた。
23日にはロンドンで米国と欧州諸国、ウクライナの代表による会合が予定されている。同じ枠組みの協議は17日にもパリであり、米国からはルビオ国務長官、ウィトコフ氏、ケロッグ・ウクライナ担当特使が出席した。国務省のブルース報道官は22日の記者会見で、ルビオ氏は今回「スケジュール上の調整の問題」により参加できなくなったと述べた。ケロッグ氏は参加するという。ウィトコフ氏の参加の有無には言及しなかったが、英紙フィナンシャル・タイムズによると参加をとりやめたという。出席者の「格下げ」により、会合での協議進展の見通しは微妙になった。
ウィトコフ氏とプーチン氏の…