ヘルシンキで2025年3月19日、フィンランドのストゥブ大統領との共同会見に臨んだウクライナのゼレンスキー大統領=AP

 ロシアの全面侵攻を受けるウクライナの政権幹部から、いかなる場合にも譲れない「レッドライン」についての発信が増えている。トランプ米政権が和平合意を急ぐなか、ウクライナが妥協できない一線はどこにあるのか。

  • ゼレンスキー氏、激動の73時間 ウクライナとして譲れなかったもの

 朝日新聞記者は2024年8月、ウクライナのゼレンスキー大統領がキーウで開いた会見に参加。そこで、「ウクライナとして、受け入れられる妥協はどのようなものか」と聞いた。

 当時の答えはこうだった。

 「ウクライナは現在、我々を…

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