ウクライナ当局によると、6日、ロシア軍の攻撃があり、中南部ザポリージャで10人が死亡、20人が負傷した。また、中部クリビーリフでは2人が死亡し、19人が負傷したという。
警察や地元の知事などによると、ザポリージャでは住宅地に滑空爆弾が落とされ、ガソリンスタンドが全壊したほか、民家や商店が被害を受けた。負傷者には4歳と11歳の子どもも含まれている。
クリビーリフに対しては弾道ミサイルが使われ、40歳と69歳の男性が亡くなった。6歳の少年もけがを負った。集合住宅6棟や民家5軒が被害を受けたという。
ゼレンスキー大統領は6日夜のビデオ演説で「ロシアの言葉には意味がないが、彼らの爆弾やミサイルは雄弁だ」と非難。「プーチン(ロシア大統領)は真の平和を求めておらず、どんな国でもこのように爆弾やミサイル、ありとあらゆる暴力をもって扱う能力だけを欲している」と訴えた。