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2025年6月24日、ロシア軍によるミサイル攻撃を受け、負傷した女性を搬送する救急隊員ら。ウクライナ非常事態庁提供=ロイター

 ウクライナ中部ドニプロペトロウスク州で24日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、リサク知事や検察によると、州都ドニプロで9人、近郊のサマルでも2人が死亡した。負傷者は計100人を超えるという。

 停戦をめぐる協議が停滞するなか、ロシア軍はドローン(無人機)やミサイルを使った都市部への攻撃を激化させている。キーウには23日に攻撃があり、これまでに11歳の女児を含む10人の死亡が確認されている。

 シビハ外相によると、24日のドニプロへの攻撃では、教育機関や医療機関が被害にあった。また、国営ウクライナ鉄道の「一般の旅客列車」も攻撃を受けたと指摘。オランダ・ハーグでは北大西洋条約機構(NATO)の首脳会議が開かれており、「ロシアは恐怖と、和平拒否のメッセージを送っている」と訴え、NATO首脳会議で対ロ圧力を強化する決定を下すよう求めた。

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