ウクライナ北東部スーミで2025年4月13日、ロシアのミサイル攻撃により少なくとも20人が死亡した後、消火活動をする消防士ら。ウクライナ非常事態庁提供=AP

 ウクライナ北東部スーミで13日、ロシアによるミサイル攻撃があり、非常事態庁によると、同日午後2時10分(日本時間同8時10分)までに、子ども2人を含む32人が死亡、子ども10人を含む84人の負傷が確認された。

 ウクライナの当局によると、攻撃に使われたのは弾道ミサイルとみられ、市中心部に2発撃ち込まれた。13日はキリスト教の特別な行事があり、多くの人が街に出ていた。クリメンコ内相によると路上や車、公共交通機関、家にいた人々が攻撃に巻き込まれたという。

 ゼレンスキー大統領は攻撃を受け、多くの人々が路上で倒れている動画とともに「世界は断固として対応しなければならない」とX(旧ツイッター)に投稿。「ロシアに圧力をかけなければ、平和は不可能だ。話し合いが弾道ミサイルや空爆を止めたことはない」と訴えた。

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