ウクライナのクレバ外相は24日、訪問先の中国・広州で王毅(ワンイー)共産党政治局員兼外相と会談した。ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ロシアに影響力を持つ中国と和平実現に向けて意見交換した。
ウクライナ外務省によると、クレバ氏は「ロシアが真剣に話し合うようなら交渉のプロセスに入る用意がある」としたが、「現段階でロシア側が真剣に交渉に臨む兆しは見られない」としてロシア側を非難した。
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クレバ氏の訪中は2022年2月の侵攻開始後初めてだが、ロシアに侵攻されるウクライナと、侵攻開始後もロシアとの関係を強化する中国との立場の違いは大きい。中国は6月にロシア抜きで開かれた「ウクライナ平和サミット」に欠席している。
「条件と時期は…」
それでもウクライナ側は和平…