ローマで2025年7月9日、米国のケロッグ・ウクライナ担当特使(右)と握手をするウクライナのゼレンスキー大統領(左)=AP

 ロシアの全面侵攻を受けるウクライナの課題を議論する「ウクライナ復興会議」が10日、ローマで始まる。ウクライナのゼレンスキー大統領にとっては、会議に合わせてローマを訪れる各国の首脳や高官との会合も重要な意味を持つ。

 ウクライナ空軍によると、8日夜から9日朝にかけて、侵攻開始以来最多となる728機のドローン(無人機)と、13発のミサイルが飛来した。そのほとんどを無力化したとしているが、1月のトランプ大統領の就任以来、米国による軍事支援が安定しているとは言いがたく、最近も一部の支援が止まった。

 ゼレンスキー氏は9日にローマに到着し、米代表団を率いるケロッグ・ウクライナ担当特使と会談。ゼレンスキー氏によると、兵器の供給や共同生産、防空態勢の強化や対ロシア制裁などについて話したという。

 ウクライナは3月以降、米国が提案した即時無条件停戦を受け入れる姿勢を示し続けているが、ロシアの攻撃はやむ気配がない。ケロッグ氏はSNSで「殺害は止められなければならない。即座の停戦は可能だ」と記した。

 トランプ氏はロシアのプーチ…

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